ﾊｳｽｴｯｼﾞを理解すればｶｼﾞﾉの仕組みもわかる

ｶｼﾞﾉを運営するときには､運営側はｹﾞｰﾑに参加する人たちから一定のお金を徴収するようにしています｡
当然ですが､ｶｼﾞﾉを運営するとはいってもそれを行っていくためには資金が必要になります｡
この資金をどこから集めているのかと言うと､ｹﾞｰﾑに参加してくれている人たちの賭け金から直接的に徴収しているのです｡
ｶｼﾞﾉでは､こういった賭け金からあらかじめ運営がお金を貰っておく割合のことを控除率といいます｡
ｶｼﾞﾉではﾊｳｽｴｯｼﾞなどと呼ばれることも多いですが､このﾊｳｽｴｯｼﾞは全てのｹﾞｰﾑに共通して設定されています｡
そのため､ﾊｳｽｴｯｼﾞを理解することはｶｼﾞﾉで多く稼ぐために必要不可欠なものになっているのです｡
普通､ｷﾞｬﾝﾌﾞﾙにいくときには入場料金などが要求されることがあります｡
例えば､日本でも競馬場に行くときには城内への入場にお金が必要になります｡
こういった入場料金が必要なものでは､一定の料金をそこから稼ぐことができます｡
しかし､ｷﾞｬﾝﾌﾞﾙとして多くの人に参加してもらうという性質上､こういった入場金だけでは運営を行っていけないのが現状です｡
そもそも､ｹﾞｰﾑに参加して勝利した人たちは､資産の数倍以上のお金を手にすることになります｡
このお金を提供しているのは､ほかならぬ運営です｡
胴元である運営は､ｹﾞｰﾑの参加者がそのｹﾞｰﾑに勝ったときにきちんと配当を行わなくてはならず､それを拒否することは許されません｡
当然､ｹﾞｰﾑに買った人達への配当を行うためには莫大な資金が必要になります｡
そして､この莫大な資金を生み出すために考えられたのがﾊｳｽｴｯｼﾞです｡
例えば､2倍のｵｯｽﾞのｹﾞｰﾑに1万円を投入して実際に勝ったとします｡
この場合､手元に返ってくる金額は2万円です｡
しかし､ﾊｳｽｴｯｼﾞが存在するｹﾞｰﾑではこの価値が実質的には2万円ではないという事実が存在します｡
一定の金額を最初から徴収することになりますので､そのお金には実質的に2万円の価値がないわけです｡
例えば､参加したｹﾞｰﾑのﾊｳｽｴｯｼﾞが10%存在していた場合には､お金を賭けた時点でその価値は1万円ではなく9千円の価値しかないことになります｡
胴元に対して10%分の支払いを行い､そこから得られる配当金は90%分しか存在しないので､理論的には必ず10%分は常に負け続けることになるのです｡
これが､ﾊｳｽｴｯｼﾞの怖い点です｡
当然ですが､胴元に対して支払う金額が大きくなるほどｹﾞｰﾑに参加する人は必ず不利になります｡
つまり､ｹﾞｰﾑで勝ちたいと考える場合にはできる限りﾊｳｽｴｯｼﾞが小さなものを選択し､配当を得られた時の還元率を大きくしなくてはいけません｡
これは､すべてのｷﾞｬﾝﾌﾞﾙに共通している非常に重要なﾃｸﾆｯｸです｡
ｶｼﾞﾉの場合､明らかにﾊｳｽｴｯｼﾞが低いｹﾞｰﾑが存在します｡
中には､1%程度しか存在しないものもあります｡
この数値は､日本のｷﾞｬﾝﾌﾞﾙの観点から考慮する非常に低いです｡
例えば､日本競馬のﾊｳｽｴｯｼﾞは平均すると20%から25%存在します｡
これは､1万円を投入してもその時点で8千円程度の価値しか存在しないということ